いぬかみっ!第25話「絶望の宴っ!」
いやー…なんといっても「いかず、やらず」のなでしこの本領発揮が最大の見せ場でしたね。
ギャップ萌えの私は不覚にも興奮してしまいました(爆/マテ)
しかしあれですね、なでしこ役に名塚佳織さんを起用した理由がわかった気がしましたね。
個人的に好きなだけだろと言われるとそれまでになってしまいますが、なでしこの場合は、4〜5パターンくらいの人格を演じわけないと行けないので、ちゃんと「演技」になるタイプの人じゃないと駄目ですね(名塚さんは子役出身)。
ストーリー展開としては、前回の24話で薫自身の口から「秘密」について明かされました。
氷漬けにされていたのが本来の薫であり、今の体は邪聖の用意した偽の体であること。
その呪いを解く為に赤道斎と手を組み、大殺界の力を利用しようとしていた事。
その秘密をなでしこが知ったのは単なる偶然である事。
これ、原作とは若干異なるアニメ仕様になっていますね。
原作では、氷漬けになってしまっていたのは薫の本体ではなく、薫に関わる別の人物なんでよね。
で、その利用としていた赤道斎は実は薫に呪いをかけた「邪聖」であり、全ては邪聖の計画通りに動いていたという筋書きですね。
皆が赤道斎(邪聖)と戦っている最中、薫はなでしこに、「大殺界に、(赤道斎にとりこまれた)大妖狐の人型を無力化するように願ってくれ。今の大殺界の力ならどんな願いでもかなうはずだ」という指示をされます。
慌てて大殺界の元に向かうなでしこでしたが、何でも願いがかなうという言葉を受け、自分の本来随一の願いである「薫と結ばれる」という事が頭をよぎりしばし逡巡してしまいます。
その隙に薫は邪聖の手にかけられてしまいます。
「自分のせいで薫が」と考えたなでしこは、封印していた力を解放するに至った訳です。
しかし、これはシムーンにも言えることですが、ただの変態アニメだと思っていたいぬかみっ!がこれほど面白くなるとは思いませんでした。
原作の方も含め、涼宮ハルヒ程では無いにしろ流行っているようです。
実際、おふざけ要素も多分に盛り込んでいる割には要所の軸はしっかりできているし、
多すぎるように思えるいぬかみ達のキャラも思いのほか立っているのが大きい。
次回で最終回というのは非常に残念です。