GOSICK─ゴシック─ 第8話


ヴィクトリカが可愛すぎて生きるのが辛い。

前回のエントリでも書いてるんですけど、久々に二次元キャラに心酔しております(爆)

元々GOSICKは、みつどもえみたいに、一期が好きだった物を除けば、期待値ナンバーワンでした。
内容も凄く面白そうだし、ヴィクトリカ的なキャラを私が嫌いな訳が無い。しかもCV悠木碧と来ればもう鉄板でしょう。

…とはいえ、実は私は悠木碧さんに関してはそこまでなじみがありませんでした。
上手いのはまあ分かってたんですよ。アニソンぷらすのナレーションとかで。でも、たまたま出演作に関しては観てない物が多くて。…というか、私は観ない物はスパッと観ない人なので(苦笑)
紅もみてない、ソラノヲトもみてない、屍鬼もみてない、ダンスインザ〜も観てない。
なもんで、漠然としたイメージしか無かった訳ですが、昨年、それ街と神のみぞ知る世界に全く違う役でボンボンと出てきて。まだ若い声優さんで、イメージはあにゃまる探偵とか、夢色パティシエールとかそっちのイメージで考えてしまっていたもので、そのイメージとの違いに驚かされました。良い意味で声が老けてるんですよ。老けてるって言うと言葉悪いんですけど、他に表現が見つからない。演技も上手いし、若手とは思えないなあとびっくりしました。

で、その良い意味での老け声がずばりはまった感があるのがGOSICKヴィクトリカ。もう素晴らしいとしか言いようがないですわ。
普段は淡々と感情を押し殺して話しているヴィクトリカが、時々ぐわっと感情を表に出すシーンが堪らなく可愛いんですよね。
「息を呑む」的な表現と、声を裏返らせる感じが凄く良い感じで感情の表現に繋がっていて堪らないんですが、私が個人的に凄いなあと思ったのは、そういうシーンの後。

淡々→見せ場・危機(激情)→安堵

みたいな流れが物語としてあるじゃないですか。その最後の安堵の部分。これが抜群に上手い。

3話の、「九城…」って奴とか、8話のラストシーンとかがそうですが、こういうのが上手い人って他にぱっと思い浮かばないです。

ともかく、ヴィクトリカは、何か「九条だけに見せる顔」的な要素があまりに多いので、そのギャップが可愛くて仕方ないっす。ロリとか言われてももう気にしないっす(爆)

GOSICKに関しては、ヴィクトリカの可愛さは認めつつも「ヴィクトリカありきのアニメ(即ち内容は伴わない)」という否定意見も少なくありません。アニメと言う表現媒体上、ヴィクトリカの可愛さを押し出している事自体は事実なのですが、そこまで内容酷いかなあ。推理物をあまりにがっちりみっちりやっても仕方ないと思うし。
というか、コナンとかもそうですけど、こういう物は、トロトロ話を進めておいて、特定要素を基に探偵だけがぐわっと何段も階段を飛ばして真実に辿りついてしまう、もしくは犯人が明らかなのに野放しにする、なんて場合が少なくないので、視聴者はおいてけぼり感を味わう事が多いのは確かです。
でも、GOSICKの場合は、ソヴュール王国という独自設定と、世界大戦の時代背景をベースにした史実を上手く絡めて話を作っていて、個人的には凄く面白いと思うんですけどねえ。脚本がどうこう…とまで言われてしまうと困りますが。


さて、8話も桑島法子メイドは顔芸ばっかりでしたが(爆)、ラストのシーンは素晴らしかったなあ。

「大事なものはきちんと掴んでおかなくちゃ…」なんて、落下していくヴィクトリカのペンダントを見やる九城と、そのペンダントには目もくれずにきちんと大切な九城の手をつかむヴィクトリカとか鼻血ものですよ(爆)

7話で、九城に対し「後の大きな風(時代設定的に第二次世界大戦かな?日本とイギリス敵国になりますから)によって二人は引き裂かれる。でも心は離れない」なんて神託がありますが、その時は、同じように神託を聞いた後の涙を「身長が伸びるかを聞いた」とごまかしていたヴィクトリカが、実は同じ神託を受けていた事が発覚する「二人が離れるのは、ここじゃないだろ!!」という台詞も鳥肌ものでした。悠木ちゃん演技上手いしさあ…。泣きも激情系も上手いくせに、お風呂で音痴な歌かましたり(7話)、コミカルな演技もできるとか、もう好きになっちゃうじゃないか!!(爆)

正直、最初はあの上条…じゃなくて、阿部敦さんが演じている名前なんだっけ…アンブローズでしたっけ?それが犯人かと思ってました(爆)