池江泰郎調教師が定年引退
久々に競馬の話題をちょろっと。27日の中山記念に出走するリルダヴァルを最後に、池江郎調教師が引退します。
多くの人にとっては、ディープインパクト、あるいはメジロマックイーンを管理していた調教師、だと思いますが、私にとってはそれ以上に大切な1頭の管理馬が居ます。
競馬を好きになったきっかけとなったステイゴールド。管理していたのが池江調教師です。
ハード調教で有名で、彼をモデルにしたダビスタ内の調教師にもその方針が反映されてしまっていますが、だからといって彼が馬を次々と壊して来たかと言うとそんな事はありませんでした。
テレビ番組のインタビューで、調教師生活で大切にしてきた事は何か、という質問に対して、「諦めない事」と答えていました。その真骨頂がステイゴールドだったんだな…と、今にして思います。
50戦目の引退レース、ステイゴールドが香港ヴァーズで掴んだ最初で最後のゴールドメダル。目に涙を浮かべて喜ぶ池江調教師の事、今でも良く覚えています。彼が最後の最後で悲願を果たし、名前の通り永遠に輝き続ける事ができたのは、そうした陣営の諦めない心のお蔭。一ファンとして、本当に多くの感動を貰えた事に感謝しています。
中山記念に関しては、正直ヴィクトワールピサを負かすのは厳しいだろうなと思います。でも、競馬界に多大な貢献を果たしてきた名伯楽。もしかしたら、競馬の神様がプレゼントをくれたりするかも?
何にせよ、本当にお疲れ様でした。池江さんの志の良い部分は、きっと息子の泰寿厩舎が受け継いでくれるでしょう。
香港ヴァーズのレース映像。