自分を見つめなおす


アニメ「涼風」を見ていたんですが、なんなんですか、あの主人公のヘタレっぷり。

テラウザス……。

女心をわからなすぎ、っていうか「良い彼氏になるんだ」って連呼していましたが良い彼氏ってなんだよ。お前馬鹿かと小一時間問い詰めたい

萌果ちゃんの気持ちが重すぎるとかほざいて来週わかれるらしい(別れるのは知ってたけど)が、おまいが悪いのに偉い自分勝手だなと。まあいいほのかちゃんは俺が引き取る(え)


と、イライラしていた所で、癒しのARIA THE ANIMATIONですよあなた。斎藤千和タイムですよ(何)

……とまあそれは本当に冗談ですが、今日はリアルにジーンと来てしまいました。

共感を得られない事を承知で書きますけど。必要な部分しか書かないのであらすじにはなってません。

主人公達は無人島へ海水浴に。楽しい時を過ごします。その時に主人公(以下あかり)は、リボンを片方無くしてしまう。

以前もこんな事があったなあ、と回想にふけるあかり。

昔、両親と海水浴に行った時、同じようにリボンを無くしていた。その時は、両親が新しいものを買ってくれると言ったので探すのをあっさりと諦めていたんですね。

で、その後。浜辺に一人佇んでいると、彼女の師匠にあたるアリシアさんがやってくる。

で、そこでのやりとり(かなり大雑把に)。

アリシアさん、今日はありがとうございました。とても素敵な出来事が一杯でした」

「……それは、貴方が素敵だからよ」

「……え?」

「素敵な人の眼には、素敵な風景が映るものなのよ」

「……」

浜辺に目をやるあかり。すると、海の水面に光るものが。

「あ……!!見つかった、私のリボン……」



ハイキタこれ。何故だか涙が止まらなかったというナレーションと共に涙をながすあかりちゃん。

ついでに涙を流すおいら(マテ)

……どこが泣けるんだって?知るか(マテ)

ふいんき(何故か変換できない)ですよ、ふいんき

……まあ、冗談は良いとして、雰囲気とかもありますけど、この主人公の気持ちに妙に共感できたんですよ。

私も、昔両親と海水浴に来た時、波にさらわれてゴーグルをなくした事がありました。

その時も、探した事は探しましたが、両親が「新しいものを買ってあげるから」と言うので、断念したんです。

海辺でボール遊びをしていたら、波にさらわれて沖へと消えていったり、帽子をなくした事もあったな。

そういう自分の懐かしい実体験と重なったのがまず1つ。

さらに、アリシアさんの言葉。「素敵な人の眼には素敵な風景が映る」

……正直、胸に痛い言葉でした。

いつからだろう。年齢を重ねると言う事の宿命なのかもしれませんが、ちょっとやそっとの事では、心を動かされなくなってきた。

それが、私の場合旅行中などに顕著にあらわれるんです。綺麗な景色を見ても、ふ〜んとしか思わない。

目に見えるものって、気の持ちようでいくらでも変わりますよね。

下賎な例で言ってしまうと、競馬場の帰り道1つ違う。

通称「オケラ街道」なんてありますが、馬券を当てた時と、外した時の帰り道とではまるで違う。

恋に破れたときと、成就した時にみる夕日もまるで違う。

大学受験に合格したあの日の月は、確かにとても綺麗だったなあ。


この主人公は、「素敵」という言葉が大好き。そして、彼女は世間が狭い。即ち、見るものの多くが未知の世界であるわけです。

彼女は、これから出会うもの、見るもの、聞くもの全てが「素敵であれ」と願っている。だから、彼女の目に映るものは、きっと彼女にとっては素敵なものに映るんだろうと思う。

それに比べて自分はどうかと言えば、見る前から「だるい」、「大概だろ」と無意識にタカをくくってしまっているんだと思う。

元来が後ろ向きな性格ゆえですが、結果的にそれが自分の人生をつまらなくしているんだな、と思いました。

考え方を変えていきたいな。

たった30分のアニメでこれだけ考えさせられるとは恐るべしですよ。下手したら論文かけるぞこれw


最新のオリコンランキング、田村ゆかりさんの「Spiritual Garden」10位に入ったんですね。おめでとうございます。

ぶっちゃけ、特別ファンではないんですが、このブログの開始当初、ネタとして「ゆかりん」と連呼していた事もありまして。ファンの方は大喜びなことでしょう。

ただ、楽曲としてはちょっと?なのよね〜……。勿論悪い曲ではないし、ゆかりんのメルヘンな声を活かそうとしているんだと思うんだけど……。

まあ、この辺りの話は後日。

文章が湿っぽいのは、BGMがスキマスイッチのアルバムだったかたでしょうか。

……だからアニソンなんかそう頻繁に聞きませんって。いやまじで。