転機……

いや〜……。

木曜日深夜といえば、ローゼンメイデン・トロイメントですが……。

正直、見る度に鳥肌がたつんですよ。

これだけ興味をそそられるというか、感銘を受けるというか……そんな作品は、いつ以来だろうな。

ここ数年見た、アニメやらドラマやら、要するに創作というか、物語というか、そういった類の物の中で、自分の中では群を抜いている。

……やべえ、言葉にできない(爆)

これ、観た直後に、特に内容を考えずに書いている訳ですが、本当になんて表現したら良いんだか……。

多分ね、これ、主人公が動く人形と引きこもり、っていう突飛な設定である事が、私としては大きいんだと思う。

私は、物に対する愛着が、異常なまでに強いんです。

幼少の頃、家の車を買い替える時、業者に引き取られるかつての車を見ながら、人目を憚らず号泣したりとか……。

子供の頃の思い出の品も、残せるだけ残してある。

愛用していた消しゴムを紛失しただけで酷く落ち込むし、つい最近、小さい頃からずっと使用していた、小さなコップを、親が不注意で割ってしまった時も、随分長い間ど〜んよりとしていた。

消しゴムなんか買い替えれば良いし、コップだって代用品はいくらでもある。

しかし、私にとっては、買い替えれば済む、という問題ではないんですよ。

理解できない人は全く理解できないでしょう。この価値観を人に押し付けようと思ったことは1度もないです。

そんな私だからかな。この作品の内容は、私の心に、ずっしりと響いてくるんです。

この作品の内容は、以前書きましたが、裁縫が好きな、女々しい、弱々しい、でも心優しい(はずだ)ひきこもりの少年と、いずれお互いに破壊しあう事が運命づけられている、生きている人形達との織り成す物語です。

細かい内容は、10月27日付けで触れています。

女々しい、ネクラだと揶揄されたであろう裁縫という特技は、人形側から見れば、当然賛美の対象。自らの命を救う事ができる可能性を秘める訳ですから当然。
主人公のジュンにとって、人形達は、自らを認め受け入れてくれた存在。再び、現実世界への扉を開ける、勇気、力をくれた存在。

一方、生きた人形という、一般的にかなり奇異な存在にあたるローゼンメイデンにとっても、訳隔てなく接してくれる彼は、契約者(一部だけだけど)としても(※ローゼンメイデンは、人間と契約し、人間の力を利用する事で、真の力を発揮できるらしい)、心の拠り所としても、大切な存在。

それを踏まえて、ぶっちゃけ、上手く書けないは書ききれないわなので、本題に入っちゃいます。

本日の内容は、私のお気に入り、翠星石桑谷夏子)が主役といえる話でした。

翆星石という子は、腹黒いは、毒舌だわで、表面的にはどうしようもないのですが、根は凄く良い子なんです。ジュンのことも大好きだし、妹思いで、人一倍、仲間の事も大切に想っている。

先週の段階で、ローゼンメイデン全てが一同に会し、いよいよアリスゲームの幕開けか、という状態に。アリスゲームというのは、ローゼンメイデンを作った人形師が、至高の少女「アリス」を追い求め、人形同士でお互いを淘汰しあい、最後に残った一体を「アリス」として迎え入れるというものだと言う事は、2週間前に書いた通り。

人形側の主人公真紅は、この事を憂いている、という事も書きました。


ジュンの傍のローゼンメイデン達は皆父親(創造主)に会いたい訳ですが、その為に、仲間を破壊する事は絶対に避けたい、するものかと思っている訳です。

ただ、現実に命を狙ってくる者がいる以上、「やらねばやられる」という図式になり、結局アリスゲームは不可避である。

そうなれば、備えが必要。それが前述「契約者」。

契約者が居なければ、力の全てを発揮できないわけですから。

そこで、翠星石は、自分と契約してくれる人を探しに行く。

心の中では「ジュンしかいない」と解っていても、素直になれない。

いざジュンにあっても、持ち前の毒舌が牙を剥く。

「あんたみたいなチビ人間とだ〜れが契約するかですぅ〜!自惚れるなですぅ!」

こんな感じ。結局、紆余曲折を経て契約するわけですが。


あらすじに触れておいたところで、以下は私の私見

……翠星石がいじらしくて仕方が無かった。

正直、震えましたね。翆星石は、上記のような、癖の強すぎるキャラ。型にはめるのは容易なんですが、その反面、細部をきっちり表現するのはなかなか難しい。

……この回の脚本は秀逸だったと思う。マジで感動しました。(その分作画はちょっとアレだった感があるが、そこは守備範囲外だからノーコメ)

素直な翠星石。素直になれず、裏腹な言動を繰り返す翠星石。腹黒い翠星石

それこそ七変化、掴みどころのない彼女を、細部にわたってぴしっと表現できていた。

彼女の言動一つ一つが、深い意味を持って私の心に刺さってくる。これは凄い。

要するに「何がなんだか解らない」という状態にはならなかった、という事。短い枠の中で、これだけ消化できているのは感嘆せざるを得ない。

私は、基本的に翠星石が出ているシーンはそこを中心に見ているので、前回までとの違いをはっきり感じました。(実際脚本したのは別の人でした)

この辺りの事を、文章だけで伝えきるのはまず不可能なのですが……。


〜印象に残ったシーン〜

薔薇水晶」というローゼンメイデンは、皆のローザミスティカを狙っている。言わば、悪役のような存在。

その薔薇水晶と、真紅を初めとする他のローゼンメイデン、さらにジュンが、異空間で対峙するシーン。

そこに「運命の水先案内人」のようなキャラクターがいるのですが、彼は、突如人形劇を始める。

使われた人形は、ローゼンメイデン達を象ったもの。

劇中で、ローゼンメイデンを象る人形達は、お互いに破壊行為を繰り返していく。さながら、アリスゲームのように。
これが、お前等の未来であると言わんがばかりに。

首がかっとんだり、脚が折られたり。そんな様子を目の当たりにして、皆一様にショックを受ける。……そこに、ジュンが一喝。

「こんな人形、お前らに全然似てないじゃないか!!こんなのに物怖じするな!!お前等がこんな事になる訳が……なる訳がないよ!!」

これで、皆が我に返るんですけど。

一番ぞっとしたのは、この部分。

この人形劇中で、真紅が雛苺を破壊するシーンがあるんです。

その様子を見て、本物の雛苺のセリフ。

「あ……雛苺の人形が……!!!」


これだけのセリフ。……ぞっとしたね。…×4に込められた意味を考えると。

敢えて細かくは書かない。

国語で、習いませんでした?

「……の部分に何か補ってみよう!」みたいな感じでさ。

中学校入試レベルで、でもちょっとセンター気取り(マテ)こんな出題。



映画館へデートにきた二人。しかし、上映中寝てしまう彼氏を彼女が起こすシーン。

「なにするんだよ、人が気持ち良く――――」

「何の為に来たんですか!!それじゃ!!」

声を張り上げそうになり、慌てて周囲を気にしつつ、口を抑える佳織。

「何の為って、寝るために……」

「それが間違ってるんですよ!!」

佳織は小声で、それでも周囲に十分聞こえる声で、言った。

「こんなに感動的なのに……」

目に涙を浮かべつつ言う。


むか〜し書いた自作小説(爆)が出典。

感動的なのに……という時の彼女の心情に最も近いものを、以下の選択しの中から選べ、ってな奴。

選択肢としては、こんなもんか?

Aこれほど感動的な映画だというのに、全く興味を示さない事に対して憤りを感じている
Bこれほど感動的な映画の前で、惰眠を貪る彼の感性の乏しさに疑問と不快感を抱いている
Cいくら興味のない映画だといえ、折角の二人の時間を睡眠に充てる彼の無神経さに不満を感じている
D映画館は眠るところだ、という彼の間違った認識に飽きれている


さあどれだ!!(爆)

最終的に2つで迷うように考えてみた。しかし、……という部分に何を補うか、と考えると、1つに絞れる・・・・・・よね(汗)



しかし、上記のシーンだと、……に込められた内容に計り知れないものがあると思いませんか?

だから、私はぞっとしたんです。


元々翠星石派でしたが、今日で好感度がぐーんとアップしますた……どうでもいいねorz



スタホ2

久々にやってきますた。

メダルは、増減無しで終わりました。馬が、GI2勝、G26〜7勝くらいしたんですが、増えません(笑)

基本的に、WBC勝たないと増える要素がない仕様になってますからね〜。

先日あげた2頭、いずれも適性WBCに使いましたが、惨敗でした(笑)

GI馬同士の自家製配合も試しましたが、2戦で素質切れましたね〜……。

なんとかG2勝たせて、またGI狙えそうなんですけど……。

明日もやる予定。


馬  上記自家製  G23.1倍で勝って放牧
   初代   G23勝。 ラスト4.1倍で勝って放牧
   G2-1 GI-1 GI-2 GI-1 W8で120週引退の種馬
   天皇賞春19倍強でまぐれ勝ち→W惨敗で120週引退の種馬

こんな感じ。WBC勝ちたいよう