ガンダムにのめりこめない理由
相変わらず心労から無気力っぽい状態が続いていますが、気だけはしっかり持って。
さて、今日の表題は何かというと、日本を代表するアニメーション作品である、機動戦士ガンダムシリーズに関して。
アニメもゲームも大好きだし、パソコン好きだし、読書好きだし、文章書くのも好きだし、テレビ好きだし……と、典型的インドア派(駄目人間ともいう)の私ですが、何故かガンダムに関してだけは殆ど知識がないのです。
まあ、理由は、以前も述べましたが、私はそもそも「テーマの重すぎる戦争(闘)物」や、「ロボットもの」はあまり好まないのです。
アニメーションという物は、視覚、聴覚辺りを通じて、見ている側に訴える事ができる。
ドラマなんかもそうですが、文章を読み、咀嚼して、自分の頭の中に場面を構築するという作業が必要な小説等と違い、その部分の負担を視聴者側から省き、製作者側の思惑に沿った形で、直に届ける事ができるという事が非常に画期的だと言えるでしょう。
テレビや、漫画ばかりの人に「本を読め」と強く訴える人が多いのは、この点に拠ります。
「文章を読み、理解する力」が衰える事による弊害は、枚挙に暇が無いからですね。
ちょっと説明しにくいんですけど、私がテレビやらアニメやらに求めているのは、「娯楽」であったり、「休息」であったり、「癒し」であったり様々ですが、少なくとも、必死に頭を働かせたくはないんですよね。
要するに、ありのままを受け入れ、それを受けてどう感じるか、何を得るかは自分次第と。
言い方は悪いですが受動的、ってことですね。
ですから、最初にあげたような作品はあまり好まないんですよね。暗い作品や、むやみに殺戮が行われるものなんか。
もっとも、私も真剣に見るものは勿論真剣に見ているんですけど、テレビとかって何気なくつけていたり、何かをしながら並行してみている事が多いんですよね。
で、ガンダムに私が興味を持ちきれない一番の理由。
簡単です。覚える事が多すぎるんですよ。
ガンダムって、年表がどっしりとあって、「宇宙歴○○年に、〜戦争があった」だとか、「〜年に〜平和条約が締結され、地球連邦と宇宙連合との論争に終止符が打たれた」
っていうような細かい設定がきっちり決まっているんですよ。
「ガンダム」と名前のつく作品、ほぼ全てに何らかのつながりがある訳ですよ。
これって、ファンの人にはたまらない事だろうな、と思います。
しかし、この事が、結果的に「部分参入」を厳しくしている訳ですよ。
例えば、と来たところで、本日持ち出すのは、スーパーファミコンのソフト(爆)、機動戦士ガンダムF91という代物。
プレステが絶不調だというお話を書きましたが、その関係で、プレステを休ませようと言う事で、珠にはスーファミでもやるかぁ、と家庭にあるソフトを物色していて、見つけた代物。
今から14年前、父親に購入してもらったものなんです。
難易度がかなり高く、挫折していた記憶があったので、試しにやってみようと思ったわけです。
で、オープニングですよ。
〜シャアの反乱から30年が経過した〜
シャアって誰だよ
……シャア・アズナブルだと言う事は、今の私なら解りますが、シャアの反乱がどんなものか全然知りません(要するに名前しか知らん)
14年前の私にはわからなかった。
〜近年、スペースノイド独立を掲げた反政府組織が〜
スペースノイド独立の意味がわからん(泣)
で、プレイしていると
「MS出撃準備!!OMを迎撃せよ!!」
MSとOMってなんだよと。
専門用語が多すぎるわけですよ。前者はモビルスーツ(流石にこれは常識だけどさ)、後者はオールズモビル(旧型のモビルスーツを扱う軍団を指す)らしいけどさ。
で、専門用語の羅列は仕方ないにしても、なっとくいかんのは、物語のあまりの消化不良っぷりですよ。
主人公ベルフには、アンナフィルという仲間(ベルフにとっては、仲間として以上に意識する存在だったんだろう)が居て、ある時、戦闘を終えた後、彼女が負傷しているのに気付く。
「大丈夫か?」
「たいしたことないわ、こんな傷」
(ちょっとした会話の後)
警告音と共に「敵影接近を確認。MS出撃準備!!」
「行かなくちゃ。私は先に行くわね!!」
「ああ。……アンナフィル、無理するなよ」
しかし、この次の戦闘を期に、彼女の行方がわからなくなる。
戦死したに決まっていますが、心配するベルフを他所に、物語は淡々と進んでいってしまう。
で、暫くして、ベルフの仲間二人がひそひそ話。
「ねえ、アンナフィルのこと……いつまで黙っているつもりなの?」
「……」
「早めに知らせた方が良いんじゃ……」
そこにベルフ。
「何の話をしているんだ?」
「あっ、ベルフ、あの……」
「アンナフィルがどうかしたのか?……やはりな」
刹那。
(警告音)「敵機襲来!!出撃準備を!!」
これ以降、「アンナフィル……ちくしょおー!!」と一回言ったきり彼女の事は一切出てきません。
でも、エンディングにはしっかり出てくる(爆)なんだそりゃ。
他にも、ワイルダー中尉というのが居る。
そもそも、このストーリーは、上記反政府組織に対抗するために、ガンダム「F90」というものを、運転する予定の人間の所まで輸送するという任務(ワイルダー中尉がそう)の最中、敵から襲撃を受け、やむを得ず、搭乗していたMSが損傷してしまっていたベルフに、ガンダムでの出撃を許可したところ、予想外の才を発揮し、一時的に搭乗を継続する事が決定する、というお話な訳ですが、そのの結果ガンダムに乗れなくなった彼は、何かにつけてベルフに冷たくあたるります。しかし、少しして、地球の基地から宇宙へ飛び立つ際、発射寸前に敵機に襲撃にあい、それを単騎で迎え撃ってしんでしまいます。
……死ぬだけじゃん。とか思ってしまうわたくし
で、最終的にはその反政府組織の本拠地を叩くんですが、なんか相手方が「時間を稼ぐんだ〜!!」と一致団結。
結果敗戦すると「連邦軍はこちらにひきつけましたぞ。……後は頼みましたぞ!!ぐふっ」
ってな感じで終わってしまう。……この後何か起こるのか?と思っていたら、何も起こらずエンディングってどういうことだよおい。
「本当の戦いは終わっていなかった……」とか言って、帰還中の連邦軍の宇宙船に敵機体が侵入してきたところで終わりってどういうことだおい。
ってことでなんかぐだぐだ。ついでにおいらの文章もぐだぐだ(爆)
……寝る(ぉ