桑谷夏子は凄い(ローゼン回顧録前編)


永らくご無沙汰してしまいましたね。

色々ありまして、肉体的にも、精神的にも、日記を書いていられる状態ではありませんでした。

正直、今もそう変わっておりません。

幸い(じゃあないきもするが)、突然更新を止めたからといって周囲に心配されるような身分ではないので、当面「不定期更新」とさせてください。

ちなみに、散々書いていたスタホに関しては、一週間で20000枚の預けを使い果たし、再び長期休養モードです。




さて。木曜日といえばTBS系列でローゼンメイデン・トロイメント

これだけを楽しみに日々生きて(え)

今日は感動しましたね。んでもって考えさせられた。


まず、何に感動したかって、今更ながらに

桑谷夏子はやっぱり凄い

っちゅうことです。演技上手いよ、やっぱし。

ちょっと泣きそうになったもの。



一般的に、声優好き〜って言うと、そのルックスであったりとか、声質そのものに惹かれる(まあ極論すれば萌えボイスってか?)というパターンが多いのかも知れないが、この人は本当に演技が上手いな〜と思った。

まあ、何度か書いているがこの人に対しての高評価は今に始まった事ではない。

桑谷夏子さんの代表作、というか出世作は、間違いなくシスター・プリンセスの可憐です。

可憐は、同作のメインヒロイン的キャラクターです。

シスター・プリンセスといえば、12人(だったよな)の妹と一人の兄が織り成す物語を描いた超人気作。

ただ、その「妹属性」向けに特化した仕様故、ある種問題作。熱狂的ファンを生んだ一方で、嫌悪感を抱いた方もさぞかし多いことでしょう。また、熱狂的なファンに対して、一般的理解が得られないのも致し方ないところ。

これは、今のメイド(メード?新聞等の表記はメードが多い気もするが)ブームに似ているところがありますね。

妹なら何でも来い。メイドなら何でも来い。解らない人には全くわからない。

まあ、シスプリの話はともかく、何が言いたいかというと、シスプリというものに全く興味の無かった私に、多少なりとも注意を向かせたのは、桑谷夏子さんの力であったということ。

偶然、その可憐というキャラクターが主役の回のアニメを目にし、妙に惹きつけられて。普段ならさっさとチャンネルを変えているところを、思わず止めてみてしまったんですよね。

その後、続きは一切見ていません。

しかし、その後放送された、シスター・プリンセス Re Pureというアニメでは、全12回で、各妹達に1話毎にスポットがあたることが事前に解っていたので、これも初回の可憐の回だけ見て、後は殆ど見ませんでした。


で、その後改めて感心させられたのが、魔法先生ネギま!綾瀬夕映役。上記可憐のイメージと程遠いキャラクターを完璧に演じ分けられていたので、改めてすげーなと思った。

で、今回の翠星石

以前も書きましたけど、上の二つに比べると、この翠星石が一番難易度が高いはず。

何故かというと、可憐も綾瀬夕映もワンパターンなんですよね。

だから、それぞれのキャラクターというか個性というか、そう言ったものを自分の中で定義できてしまえば、それに沿って演じるだけで済む。

しかし、この翠星石は違う。

「裏腹」な面が多いのに加え、喜怒哀楽ではフォローしきれない様々な感情を抱く。

これだけでも十分難儀さが伝わるでしょう。

毒舌で、腹黒さがありながら、根は凄く良い子というややこしい設定でもあり、表向きには「意地悪」であっても、その中に、愛情やら、優しさやらがあったり。それがまあ「裏腹」っていう事なんですけどね。

加えて、独特の口調もあいまってかなりアクが強い。そういったキャラクターをきっちり演じるのはもう流石の一言。

そんな翠星石だからこそ、今日のはちょっと泣きそうになった(爆)

双子の妹である蒼星石が、アリスゲームを行う決意を固め、皆の元を去るシーン。

その決意は即ち、大好きな姉であろうが容赦なく破壊するという事を意味する。

それを、必死の想いで翠星石が涙を流して引き止めるシーンがあった。

素直に自分の想いのたけをぶつけていた。

普段から素直になれず、ついついに回り道をしていた翠星石だっただけに、こういう翠星石は始めてみた。桑谷夏子さんの演技の上手さもあって、妙にぐっときましたね。


で、考えさせられた事、に関しては次回言及します。




余談 この人と、南央美という人に関しては、本当に演技が上手いと思う。斎藤千和も勿論上手いと思う。
私は、いわゆる声優ヲタではないので、声に萌える〜だとかそういう動機では評価はしていません、ということを一応明記しておきます。

ところで、桑谷夏子斎藤千和ってユニットを組んでいたんですよね。くーぴーって言う。
ラジオの企画が発祥らしいんですけど。

これが存続していれば、くーぴーファンだ〜!で済んだのにね(笑)