蒼星石が……

いや〜……。

MJ3デビューしたので、そのことを気楽に書こうと思っていたんですけど、今日のローゼンメイデントロイメント……。

(※私は原作の事は全く知らずに見ていると前置き)


……何これ。

覚悟はしていましたが(原作でも死んでいる訳ですし)、……死んでしまうんだ……。


ローゼンメイデンには、第一期があるんですが(今は二期)、二期では、主役級の真紅は「私は戦わない」と堅く決意し、また、ジュンとドール達の平和で凡庸な日々を描く場面が多かったので、「アリスゲーム」という物の意味が薄れてしまっていました。


この「アリスゲーム」という重すぎる代物をどう消化するのか、気にかけていましたが、……始まってしまいました。


アリスゲームというのは、お互いのローザミスティカ(まあ心臓みたいなもんだわな)を奪い合う事。

全てのローザミスティカを集めたただ一人のドールがアリスになれる……というもの。

ということは、「始まってしまった」という事は恐ろしい意味をはらむ事になる。

そう。平和な日々はもう帰ってこない。

これからローゼンメイデン達は次々と死んでいくんでしょう。

……うわ〜……。


もう次回は来年になりますが、次回は雛苺が変な動きをしたり、涙を流す予告が流れていた。

雛苺も死んでしまう可能性が極めて高い。

どうすんだよこれ……。


宣言しますけどね。






翠星石が死んだら


鬱病になりますからね



しかし。

この展開の急さは何。

構成のまとまりの無さは何。


蒼星石が殺された事に文句をつけてるんではございません。


設定が奥深すぎるのもあるんだよなあ〜……。

テーマが重くて膨大。限られた枠のアニメで消化しきるのは至難の業……ってことで。



そもそも、この後どうすんだよ。

ドールズ全滅するのか?それで視聴者喜ぶのか?

多くの人は、「贔屓のドールズ」を作ってこのアニメを見ているんじゃないかと思うしね。

私の場合は翆星石なわけですけど。


それが殺されてみろよ……ショックだぜ?アニメの話とはいえさ……。

不条理極まりない戦いに巻き込まれる事が運命付けられているってか?


運命に翻弄され、殺しあう話なんて見たい人いないでしょう。

運命に抗い、新たな道を模索する、そんな姿を見たい。というかそうであって欲しい。


アリスゲームを行わせる、創造主の意図が不明瞭ですが、色々と伏線はっていますがこれもすっきり解決できるのか?


話の滅茶苦茶さは、今日、アリスゲームに身を投じる蒼星石と、それを懸命に引き止める翆星石とのやり取りにも良くあらわれている。


運命(さだめ)という言葉を多用。お前の意志は何なのか、と聞かれれば

「お父様の意志が自分の意志」だと言う。

お父様の意志ってじゃあ何なんだ。

アリスを作りたいから、アリスゲームしてくれというのは意志か。

言いかえれば、失敗作は死ねってことか。お父様が死ねといったら死ぬんだ?

この事に関しては、前回に非常に重要な場面があった。


とある人形師が人形を作っているのを、ジュンが見学するシーンがあって、そこでジュンが

「失敗作はどうするのか」

というと、その人形師は失敗作を破壊します。

その後、愛情があれば心にいきつづけるなんちゃらと話をする訳ですが、この辺りを踏まえて、前回の「後編」を書くつもりでいましたが……。




失敗作は破壊する。しかしそれは、「完成」への重要なステップであり、無くてはならないものである、と。

そして、失敗作が例え破壊され姿形を留めなくなっても、「創造者の愛情」がある限り、その人の心の中ではずっと存在しつづける。


これがアリスゲームの意図なのか。


究極の作品というのは、ゼロから産み出されるものではない。多くの失敗、挫折を経て産まれ出るもの……。

確かにそうではあるんです。その失敗から得たアイデアが、完成品には盛り込まれ、「完成品の一部分」として生きつづける。




でも……やっぱりおかしいよね。

仲の良い、しかも姉妹に殺し合いを義務づけようとするなんて。






はぁ……もう激鬱です。

雛苺もやっぱり死んでしまうのかな……。



もう、翆星石だけは……と贔屓に思ってしまうのは仕方ないですが、もう誰も死なんでくれよ……。





一期の時は、本来、アリスを目指す目的においてはフラットであるはずのドールズの中に、「明らかな悪役」を擁立する事で解決していました。


要するに、「皆のローザミスティカを奪おうとする水銀燈を倒す」というはっきりした構図を作り、終了させた。

前述の通り、これはこれで無理やりなのですが、王道的な路線に準えることで、一応の解決は見たんですね。


この事を真紅は深く後悔し、「もう戦わない」と決めるような流れなんですけど。

結局その水銀燈は近作で復活しているんですが。


本当にラストどうすんだよ。

ドラえもんの最終回に準えるつもりかね?



どういうことかというと、ジュンが裁縫に秀でているのは以前書きましたが、アリスゲームを通じてドールズ達は皆破壊されると。

で、この後は2パターン考える。


①ジュンが裁縫でドールズを修繕し、以前の生活がアリスゲームと縁のない所で始まる。めでたしめでたし

ローザミスティカを奪われ、動かなくなったドール達をジュンは丁寧に修繕する。
ローザミスティカを奪われ「ただの人形」となってしまった彼女達を、ジュンは自分の部屋に飾っておく


後者っぽいやーな予感が。これじゃ救いようがないよ。


そして、この場合は勝者にも報われない結末が訪れると。何この鬱アニメ




でも、今日の後半はリアルに泣きそうだった。感動の涙では勿論ない。

翆星石がず〜〜〜〜〜〜っと泣いているし……。

もう不憫で不憫で……。




「私は蒼星石と一緒にいられればそれで良い。アリスになんかならなくて良い」

「お父様の言う事を聞くために、姉にこんなに涙を流させて良いと思っているのか」

「どうしても戦うというなら私を切れ」


こんなに訴えても聞き入れられず、挙句妹が殺されるのを目の当たりにし、

空から落ちてくる亡骸(※まだこの段階では死んでいないが表現上の都合)を受けとめようと必死に妹の名前を叫びながら走り、お約束通りすんでの所で転ぶ……。

もうやめてくれ……って感じ。あああああああ



なっちゃん〜〜(え)


一旦止めます。まとまりのない内容でごめんなさい。