かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜第一回を観て


とりあえず。今後も見ることに決定。

ってかさあ。内容もさることながらさあ、キャスト豪華じゃね?


大佛はずむ(主役):植田佳奈
神泉やす菜:(主役の想い人)堀江由衣
来栖とまり(主役の幼馴染):田村ゆかり


主役の脇を固める、二人が、秋葉系アイドルランキング一位と二位ですよ。

これはもう、ファイヤー(マテ)しろと言っているようなもんだ。やる?やっちゃう?伊藤淳史君ばりにやっちゃう?(最近、テレビで西遊記の番宣なのに言わされてかわいそうだよね)

も…も…も…


水雲。



……読めない?勉強が足りないですわよ、お兄タマ。


もずくって読むんですよ。……それがどうしたって?…どうもしないなあよく考えると(をい)
海藻類って当て字ばかりなんですよね。


第一話の内容ですが、殆どあらすじみたいなものでしたね。
主人公のはずむは、花をこよなく愛するような、非常に女の子っぽい男の子だったのですが、そんな彼にも好きな女の子が居て、それが上記のやす菜。幼馴染のとまりや、男友達に励まされ、意を決して告白するも振られてしまう。

彼は、失恋の傷をいやすべく、彼女との思い出の地の鹿縞山(かしまし並び替えただけってのは猿でも気づく地名なわけですが)に赴くのですが、辺りが暗くなった頃に、山の麓で大きな流れ星を見つけます。流れ星に向かって願いを唱えますが、何か様子がおかしい。実は、その流れ星が墜落してくる宇宙船で、その墜落に彼は巻き込まれてしまいます。
宇宙人は、責任も持って彼の肉体を再生したのですが、手違いで女性として再生させてしまう。
という、後半はなんだかもう滅茶苦茶極まりないお話。

これだけだと、本当にもうどうしようもないお話な訳ですが、一応フォローを入れておくと。

やす菜というキャラクターは、産まれつき男性が認識できないらしい。細かいことは私はよくわかりませんが、はずむの告白を断ったのは、その為。

しかし、そのはずむが女性になってしまった為に状況が変わり、やす菜ははずむへの思いを募らせていくことになります。

アニメのオープニングは、その過程を経て、はずむ(女性になってますよ)と、やす菜が教室でキスをしているのを、とまりが目撃する場面から始まっていました。

そのとまりは、はずむの事を、可愛い弟のようにしか思っていなかった。こんな女々しくて頼りない奴だったわけですからね。しかし、これもはずむが女性になってしまい状況が変わる。はずむから「女々しい」という強烈な固定観念が取り払われる。加えて、はずむとやす菜が宜しくしているのを見て……まあ、自分の気持ちに気づくわけですね。

さらにもう一人。曽呂明日太というキャラクターがいる。彼は、はずむの親友であったわけですが、親友であったはずむが、美少女へと変貌を遂げたことで、彼ははずむに対して恋愛感情を抱いてしまい、ジレンマに揺れる事になります。


概論すると、この作品のテーマは、枠組みに捉われる事無い、純粋な気持ち、ということなのでしょう。

男だからとか、女だからとか、そういう事ではなくて、一人の人間が、純粋に一人の人間を想う事の尊さ。

友情とか愛情だとか、それこそ言葉にすれば大別されてしまいますが、要するにそれって「好き」の形の問題で。


しかし、何せ見た目には、いわゆる「女体化物」な訳で、しかも元男とは言え基本女×女での恋愛模様が描かれるわけですから、一般層には極めて勧めづらい代物であることは間違いない。


以下、声優ヲタまがいの事を書いておくと、ほっちゃん(否ほっしゃん)は、やはりこういうちょっとおっとりした感じの役ぴったりですね〜。


田村ゆかりさんには何度も書いていますが素直に感心しますね。アイドル性やばかりが強調されがちですが、声優としての技量(というかセンスだな)には確かなものがありますね。

別件で何度も書いていますが、キャラクター毎の個性が確立しきれず、全てが同じに聞こえてしまう(同じ人が演じているんだから本来当たり前に思えますが)人もかなりいますが、この人はそういうことは殆どないですからね〜。