とらドラ!19話感想

とらドラ!、急に神アニメになってません?(汗)

とらドラ!は、原作自体は全く知りませんで、ライトノベルだという事だけは知っている状態で、ツンデレヒロイン+釘宮理恵と聞いた段階では、
「ああ、またいつものパターンか…」なんて思った程度だったんですがね…。

勿論、私はツンデレ大好きですし、釘宮さんも嫌いじゃないので、普通に一話から楽しく見ていたんですが…。


萌え系アニメかと思っていたんですが、ここ最近の個々の女性キャラのリアルな心理描写には正直引き込まれずにはいられません。

先日のアニソンぷらす!で、川嶋亜美役の喜多村英梨さんが、印象に残っていたシーンとして挙げていた
「だから…だから私は馬鹿になれない!!」っていう生徒会長のセリフ。

あれは正直鳥肌立ちましたしね…。「声優で良かった」というキタエリさんの気持ちもわかりますよ。現場で体感できるのは、制作に携わるものの
特権ですからね。

基本的に、大河=ツンデレみのりん=天然、あーみん=腹黒、というように、主要女性キャラに明確な特徴がある作品ですから、そういう点での
個々の好みによる入れ込み具合だけでそれなりに楽しめる代物でもあったと思うんですが…いやいや、目下評価急上昇中です。


先日、第三者からの指摘で初めて気づいたんですが、これって原作者女性だったんですね。全く気にしていませんでしたが…。

なるほど、通りで女性の心理描写が丁寧でしっかりしている訳だ。
ブコメってかなり種類があるし、私の場合はっきりいって一番好きなジャンルですから、相当数作品みていると思いますが、とらドラのような描写
パターンって少ないですよね…。男性が書くのとはこうも違うかと。そういう意味では、非常に興味深くて楽しみな作品です。

一方で、男性キャラの心情描写がかなり「アレ?」って所もありまして…(特に北村君)。これも今考えると女性作家ならではということだったのか。
北村君のエピソードにははっきり言って共感できる要素が全然なかったですからね、私(爆)
高須君にしても、大河の存在のとらえ方や、みのりんへの気持ちに関して、個人的に解しにくい部分も結構あります。


まあただそれでも、女性キャラ視点でのリアルな恋愛模様を見られるというのは、凄く貴重だし面白いです。
加えて、なんというか、「高校生っぽさ」という良い意味での若さや至らなさや、まっすぐさがリアルににじみ出ているのも非常にリアル感が増して良いんですよね。
高校生というこの時期しかできないこと、感じられないことって、結構ある気がするんですよね。今振り返ると自分の高校生活って…うん。だめだ。悲しくなるから(爆)


19話もやばかったね…。大河に高須サンタが来たところとか、たまたまね、観てたの午前3時くらいなんですが(録画してた)、なんかホロリとするメールがこんな遅い時間にとどきやがってですね、その相乗効果でなんか泣きそうでしたわ(爆)
私は男ですけどね、なんか大河の気持ちがえっらい伝わってきてせつねえせつねえ。
そういう意味ではみのりんだってそうなんですけど、なんか大河の方がガンガン来ましたね…。
まあ、当たり前かも知れません。抑えきれずに全身で吐露していた大河と、必死に抑え込んでいたみのりんと、どちらがより伝わるかと言うとね…。
先週あたりから大河が不当に可愛かったので、こりゃひと山ありそうだなとは思っていたわけですが…。
でも、どちらかというとみのりん派だったはずなのに、大河派に変わったかも(笑)。
まあ、来週以降もすっごく楽しみにしてます。
あ、ED割と空気読んでくれてありがとう。渚ちゃん他界の直後にあの明るいED流すクラナドよりはるかにましです(爆)