CLANNAD18話


哲学的な記事と、アニメ記事との二本立てがセオリックな今日この頃です。


ってか、今回のクラナド(CLANNAD)…。いやほんとすいません。


普通に泣くだろこれは…


なんかもうね、眠れないから録画してたのみましたけどね。これはちょっと予想外でした。


最近私、AIR観てボロ泣きしたんですけど(今更ね)。やっぱり家族愛というのはテーマとしてやばすぎる…。


内容自体がありがちなのは否定できませんし、そういう意味では、一歩引いてみてしまうとなんてことはないのかもしれないのですが。

そもそも、まず最初に。

こおろぎさとみの演技神にも程がある。

っていうか上手すぎでしょう。正直ね、最初見たとき、なんだクレヨンしんちゃんのひまわりじゃん…とか思ってたわけですよ。

なんだ…とか言いやがって俺。ほんっっとすいません。はっきり言ってこおろぎさとみに泣かされた。


後、朋也のおばあさんね。キャスト良く見たら麻生美代子さん。サザエさんのフネさんですよ。これも素晴らしかった。

最初は、朋也が周りの親子にブチ切れてるのみて、こりゃねーわwwwとか思ってたんですが、朋也の幼少時代のフラッシュバック→おばあさん登場の所での空気感が抜群でした。引き込まれてしまった…。

朋也パパが実は良いお父さんだった、という事自体には驚きなんてないじゃないですか。どんな形であれ、男手ひとつでちゃんと息子を高校まで行かせたんだから。
それ自体には驚きが無いものの、あの麻生さんのナレーションったらもう…。あの説得力は何?
私達だって、朋也パパの駄目っぷりも目の当たりにしてきたのに…。



そこからはもうね…。

汐ちゃん、ずっとさなえさんに、「人前で泣いちゃダメ。泣くのはトイレの中だけ」
としつけられてきたらしく、新幹線の中でも、どなる朋也に驚いて、トイレにわざわざ行ってこっそり泣いていたりしていた訳なんですが、
初めて朋也に買ってもらったおもちゃをなくしてしまい…。
泣くのは我慢しなくても良いんだぞ、と言われても頑なに泣かなかった汐が涙を堪えながら言うんです。
「もう、我慢しなくていい…?」って。そして言うんです。

「さなえさんが言ってた。泣いていいのは、トイレの中と。パパの胸の中だって…」


さなえさん、貴方って人は…。


A君ちょwwwwwwww便器=パパの胸とかwwww


Aなんか指名してないとか言わないの♪てか言わせな〜い…(姫ちゃん乙)



ここで言葉だけ書いてもあれなんですけどね、一連の流れ(19話という訳でなく)から見て本当に素晴らしいセリフ。
さなえさん(あきおさんもそうなんだけどさ)に出会えた朋也は本当に幸せですよ。素晴らしい義母さんに巡り合えましたね。



最後は、電車の中で、朋也が汐に渚について語って聞かせるシーン。

絶妙の音楽、渚の事を語りながら突然涙があふれ出す朋也、完璧なタイミングで入る回想シーン、もらい泣きしている汐…と4段コンボでノックアウトです。

あの渚の回想シーンはやばい。ちょうど視聴者側ができあがってる所なので、あれでとどめ刺された人多いんじゃないかな…。回想シーンはずるいよな…。



泣ける作品、って基本的に前後の流れ関係なく、特定の部分で泣けるってものが結構多いように思うんですよ。でも、これの場合、部分部分を切り取っても個人的にはあまり泣ける感じがしません。
ところが、通して見ていると泣ける…という。ストーリー性で泣けるという珍しいもの。
幼少時代フラッシュバックから、視聴者を引きこんで、仕上げて仕上げて…という演出。
内容自体がやや既視感がある類のものだけに、演者、音楽、演出の三点セットの合わせ技。
お見事でした。
AIRが私的に猛インパクトだったので、若干期待値が下がってましたが、これは今後に期待ですね。あまり泣かせないでほしい気もするんですが。最近涙腺弱すぎて困ります。精神的にいろいろつらいからでしょうか。




人が誰かと関わるのは、尊いけど酷なことと雑記にて書きました。

逆もまた真なりですね、本当に。
人が誰かと関わるのは、酷だけど、辛いけど、本当に尊いことなんだと。
人が人と関わることでしか生まれない、大切な何かがあるんだなと、痛感しました。

結果的に、今日この作品を見たことが、私にとっては大きなプラスだったように思います。
勇気をもって、前に進んでいけることを願って。