とらドラ!22話


えーまあ、話的には大してして進まなかったですよね。


端的に言うと、

  1. 大河は結局なんともなく、母親との時間を満喫して帰宅
  2. 高須家の進路問題
  3. みのりん・あーみん戦争絶賛継続中


ってだけか。



にしても、みのりん・あーみん戦争に関しては、もうなんというか双方のウザさだけが描かれているので観ていてなんというかね。

大河の株をあげるにしても、他の二人の株を暴落させ過ぎな気がするんですが(爆)

とりあえず、二人とも、幽霊だの、お父さんだの、良く分からん言い回しし過ぎ。
まあ、亜美の場合は、発言内容が嫌味ですから、その真意がストレートに伝わるべきではないし、本人の意志でもない訳ですが。
まあ、原作が小説だということを考慮すると、必要な表現なのかも知れないんですが(原作知らんのでなんともですが)
小説の文章上で、そのまんまの表現で書きすぎるのは微妙ですからね。



先週と逆に、ちょっと川嶋亜美よりの書き方をしてみますが、結局あーみんは、蚊帳の外の良い所な訳ですよね。

先週もその件には触れて、コメントいただいたりもあった訳なんですが、川嶋亜美が、高須竜児争奪戦に仮に参加しようと思っても、全く入りこむ隙間がありません。
あーみんが、竜児に好意を持っているという確定的な描写はなかったかもわかりませんが、随所にそれをくみ取れる行動もありましたし、物語の都合上(核爆)、川嶋亜美は、高須竜児争奪戦に関しては、純然たる第三者たりえないのは事実です。
でまあともかく、観ていて思う訳です。あーみんは、人のことばっかり勝手に洞察してあれこれいいやがって。お前自身のことに関してはどうなんだと。自分の事は棚にあげて好き勝手言いやがってと。

ただ、あーみんには、同じ土俵に上がるチャンスすらなかったのはやはり事実なんですよね。好意の存在を仄めかす言葉、あーみんはいくつか竜児に発していますが、一切竜児に届いていない。それどころか、何言われたかすらロクに覚えておらず、その事に愕然としているあーみんが描かれたシーンもあったはずですし(クリスマス会かなんかので)。

何故、そんな事になっているかというのは、竜児の鈍感さも大いにありますが、それ以上に、竜児の中で大河とみのりんの存在がでかいから。

しかも、大河との関係というのは友達でも恋人でもない、いうなればままごとのような関係。しかし、この点に関しては、本心とは裏腹であるにせよ、大河は大河なりにきちん向き合ってと答えを出した。その事から、あーみんの大河に対する態度が、比較的穏やかになったのではないでしょうか。

しかし、みのりんは、自分の気持ちと、親友への罪悪感等諸々あるにせよ、結果的に告白からも逃げ、自分なりの答えも出そうとせず、しかも表向きには「何も無かった」ように振舞って、そのまま終わらせようとしている。
事情を知って、傍から観ていて、しかも、そんな彼女のせいで、自分自身の入り込む場所が潰されている…という事を考えれば、そりゃあイライラもしますわな。

そんな状況で、何か言えるとしたら…まあ、嫌味だけかなあ、とは思います。
もし、亜美にチャンスがくるとすれば、大河との関係が清算され、みのりんへの恋がきちんと終了した場合だけですからね…。
一か八か猛アタックしても、二人を差し置いて…というの可能性は、低いというかゼロに近いですからね。


正直みのりんはね…。あの、幽霊という例えや、こんな状況なのにあのテンションや意味不明なネタの数々…彼女らしいといえばそうなんでしょうが、少なくとも傍から見たら、竜児の告白に関して真剣に考えてくれているようにはみえません。

勿論、そんなことは実際になくて、それは、今回でいえば、ラーメン屋から竜児達が去った後にふっと見せた表情にも表れている訳ですが、実際どうかではなく、他の人間から見てどうかというのが非常に重要な点ですからね。


幽霊って何?っていう解釈は分かれそうなんですが、いずれにせよ、みえるもの、みえないもの、という区分をしていて、かつ部活動やバイトをみえるものに分類した上で、「みえるものに向かって、全力で迷わず突進していく」といった以上、竜児への気持ちは押し殺し、部活動やバイトを全力でがんばる、という事を言っているのは確かでしょうか。


でも、それでは結局根本的な解決にはならないんですよね…。みのりんは、竜児の事で精神的に不安定になり、結果的に部活動が疎かになっていた訳です。本人も言っていたように中途半端だった。中途半端はいやだ。だから、後者(=みえるもの)を選ぶ、という決断自体はご立派な訳です。訳ですが、それならそれで、前者のけじめをつけないといけません。告白させない、断らないなんて論外の外。
今回の彼女のセリフでは、そこまでの意志がくみ取れませんでしたが、一体どうするんでしょうね。

後、個人的には亜美が自販機前から去ろうとしたときに発した「私が最後までちゃんと見届けて、余計な事をして引っ掻き回さなきゃ、全部上手く行ってたとでも言いたい訳?」という台詞はかなり印象に残りましたけどね。その後の、みのりんの「へ?」て言うのも。

これは結局亜美自身がそう思って気にやんでる事でしょうからね…。それに、「へ?」って言われると、私もああいう態度になりそうですわ(笑)少なくとも「…もういい。」とはなるね。というか、こういうやりとりって良くあるわ、自分の場合(爆)。無論亜美側ね私は。




進路に関しては割愛(笑)でも、お母さん何も考えてないようだけど、良いお母さんなんだね。チャラけてるようで、息子のための苦労なら厭わないのか…。
後、先生の「何も見えてこない」という言い方は良かったなあ。



で大河が帰ってくるわけですが、その時の竜児の態度が、二つの点で不自然すぎてもう、なんだかね…。
一つはみたまんまの不自然さです。まあ、好きって言われて、意識しなかったらおかしすぎるので、それはもう良いんですが。

もう一つの不自然さっていうのは、好きって言われて、自分もかなりまんざらじゃない高校生男子が、その女性を部屋に入れるというシチュエーションだけを考えたときの竜児の態度が、男性目線では不自然だという事ですね(爆)

まあ、冗談半分で言いますが、ああいうのは押し倒す…までは言わんにせよ、何かアクション起こしたくなるよね?少なくとも、触りたくなるでしょ。
まあでも、ちょっと反応が男性らしくないかなーと。とらドラの場合今に始まったことじゃないがwあれで泣くのはちょっとわけがわからんし。


後、最後の竜児の、雪山での出来事に関する状況説明の仕方はあまりにも不自然で、ああいうのは普通だったら、かえって大河に本当の事がばれる展開になるもんなんですが…。ってか、あんな事細かに訂正したら普通気づくんですが、今回の大河の様子だけでは判断がつかなかったですね…。




まあ、もうすぐ終わるしね…。ともかく、最近なんか観ていて割とイライラというか、もどかしい展開ばかりなので(内容やテーマ的に仕方ないですが)、予告にちらっと出ていた、ツインテール大河がクソ可愛いかったので、そこに激しく期待したいと思います(笑)