瀬戸の花嫁第20話「男達の挽歌」他瀬戸嫁全般雑記
あまりに面白かったので急遽感想を書く!!(爆)
いやー。色々な意味で神回でしたね。
内容としては超くだらない。燦、留奈の気持ちが解らないと嘆く瀬戸豪三郎とルナパパ。ちょっとした勘違いで、娘の心を理解するためと何故かギャルゲーに着手。ギャルゲーの登場人物にコスプレまでしてなりきって登場したからさあたいへん!!…そんだけ。後はドタバタドタバタ。
しっかし面白かったし個人的にもおなか一杯だし最高でした。二人の女装が面白いとか、そういう共通項は後にして、私的注目ポイント。
①原作ちょっとしか読んでないから良くわからないが、ネタ考えた奴key系好きすぎだろ!!!
EX,1
父親の常軌を逸した風貌と言動に学校の屋上に逃げ出す燦と留奈。
追いかけるタイヤキ持参でネコミミモードの豪三子こと豪三郎(核爆)と、セーラー服着用のルナパパ。
二人を見つけての台詞。(太い男の裏声で)
ル「突然走り出してどうしたの〜??」
豪「何か悩みがあるなら、この豪三子にいってにゃ〜♪えいえんは、あるにゃ〜♪」
ル「うぐぅ〜!!」
えいえんは、あるよ?
永遠の世界キタ━―━―━―(゚∀゚)━―━―━―!!
大変だ、こんな得体の知れないネコミミ親父に永遠の世界になんて連れて行かれたら帰ってこれないぞ!?
現世への回帰の条件は何だ!?政さんとのフラグを立てておくことか!?(えーーー)
…ってことでこれ、ONEの超有名な台詞ですよね。ONEって何って万が一知らなかったらキーワード辿ってください(笑)
で次のうぐぅは…言うまでもないよね。kanonの月宮あゆ。瀬戸の花嫁観ているようなアニメ好きの方ならまあ大概知ってるでしょう。
月宮あゆの、うぐぅという口癖と、主人公と出会うきっかけが、タイヤキ泥棒をして逃走していてぶつかったというエピソードはあまりにも有名で、あちこちでパロディに使われてますよね。確かに印象的だもんなあ。
ってか、あゆストーリーのさあ、それではボクの最後のお願いです(うろ)…の後は泣けたなあうん。
個人的には、あゆよりも沢渡真琴のストーリーが正直反則だと思うけど泣けた。泣けたってかあれは泣いた。ゲームで泣くってどんだけーって気もするけどあれはやばい。
すずとか、すずとか、すずとか、もう音色聞いただけで優駿の門とかとの兼ね合いもあって今でも泣ける。っていうか鈴の音色って何であんなに切ないんだろうね。
それよりも、個人的には沢渡真琴が水瀬家の一員として皆でプリクラとってる所で一番泣いた。写真てやばいよね。
せかちゅーもさ、死ぬ前に結婚写真撮るとかやばいよねあれ。
…さくにゃんばりの脱線トークを繰り広げた所で次。
とまあ、そんな父親二人のあまりの惨状に悲観しきった燦と留奈。
遠くを見詰め、つぶやく。
燦「行こう、留奈ちゃん…。知り合いの居ない場末の土地で、静かに暮らそう…」
留「そうね…。…もう、ゴールしても、いいよね…」
もう、ゴールしてもいいよね!?
こ、こいつわぁ!?
観鈴〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!(T−T)
AIRの超絶名台詞です。
実は私、全て完璧にしっているのはkanonだけなんですが、えいえんはあるよと同じようにこの台詞もかなり有名でして。
ストーリの最後に出てくる、観る物を涙させる感動の名台詞なんですよ。
ってか、映画観たかったなAIR(ぼそっ)
ということで、ONE.kanon.AIRという、key系(※ONEは厳密には少し違いますが、一般的にkey系扱いです)の3大作品が全て網羅されているという訳です。
どんだけ好きやねんと。
だだね、最近、声優さんのイベント一回行ったせいでもう声ヲタよりの人間として開き直る覚悟の私としては、一つこの件に関して見逃せないことが。
三河海役で出ている小野大輔さんね。小野大輔ってあれね、マッガーレね?(をい)…いやまあ、ハルヒの古泉君役でブレイクした声優さんなんですが、この人実は、アニメ版だけですが、AIRの主役の国崎往人役を担当しているんですよ。
その縁ももしかしてあったりするのかな(笑)でも、明らかに一押しは「えいえんは、あるよ」らしく、実は瀬戸の花嫁上で以前に一度出ているんですよね。
その時は、留奈ちゃんが「友情って素敵♪えいえんは、あるよ!」と言ってました(笑)
②さくにゃんとファンの合言葉が作品中に登場
瀬戸の花嫁で、江戸前留奈役で出演中の野川さくらさん。野川さくらさんといえば、このブログでも最近は扱いっぱなしですが、ファンとの間での合い言葉的なものがある。
にゃっほ〜(こんにちわ)
にゃんきゅ〜(ありがとう)
ぐっにゃ〜ん(さようなら)
という三つ。
ファンは喜んで使うし、ファンじゃなきゃ「??」ってな代物。しかし今回の放送では、ちゃっかりこれが盛り込まれていた。
先程書いた、ネコミミモードの瀬戸豪三郎の初登場シーン。
「2年1組、コスプレ先生」
という字幕とともに「にゃっほ〜」と。
確かに言いました。
ん?にゃっほ〜って、結構猫っぽく喋ろうとする場合に使うんじゃないって?
そうなんですよね。やっほ〜→にゃっほ〜という、簡単な変換ですから、案外他の人も使うっぽいんですよね。
でもね。そうではなくて、出演者に野川さくらが居るからこそのネタだって言う風に確信を持って言い切れるのが、もう一つの方。
ED曲が流れて後に、おまけのようなエピソードが少しあるのですが、そのシーンの最後、皆で
「ぐっにゃ〜ん」
とはっきり言っていました。
ぐっにゃ〜んは使わないでしょ!?
とまあ、ファン以外は下手したら気づきもしないネタなんですが、何かさくにゃんにスポットライトが当たったみたいで嬉しかったです。
もともと、この瀬戸の花嫁は、キャスト同士が非常に仲が良いらしく、現場の楽しさというのが、作品の楽しさにつながっているんだろうなあと思わせる作品です。
特に、ギャグパートに関しては、声優の技量や、その場の雰囲気ってやっぱり出ますからね。
さる役の矢部雅史さんは、よく解らない台詞を吐く(アドリブ)という設定の場合、良くキャラクターの中の人に関る言葉を喋っているんだそうです。これは、嫁入りラジオで言っていた話なんですが。
そういう、キャスト同士仲良く作品を作っているので、今回のような事になったんでしょうね。
③似つかわしくないパロディ「スーパーヅガン」
何でこれがあるのか解んないんですがw
豪三郎や政さん達が、徹夜でギャルゲーをやりこんでいる最中、巻とエラ呼吸三兄弟が横で麻雀やってたんですな。
で、巻ちゃんが北を切ると、それを3兄弟の誰か(解らんw)がロン!!
「リーチ一発三色ドラドラドラと、ハネ満!!」
巻「ズッガ〜ン!!!」
これ、スーパーヅカンっていう漫画の主人公の口癖なんですよ。ついてないとつか〜んって言うんですが、それが度をこしてくると、濁点がついて「づがん」になるんです(笑)
これを出してくる辺り、やっぱ好きだなあ瀬戸の花嫁(笑)
しかも、なっちゃん(桑谷夏子)に言わせるあたり俺的に最高です。
今期のアニメ、いくつか観ていますが、私的1番評価はやっぱり瀬戸の花嫁ですね。
内容自体は、ひねった笑いではなく、パロディとか、見た目のおかしさとか、勢いで来るんですが、やっぱりそれが個人的にツボ。パロディに関しては、今まで書いてきたように、自分の中で消化できると凄く面白い。
…ってか、らき☆すた観ていても思うが、昔に比べて明らかに消化できるパロディが増えている。それが良いのか悪いのかわかりませんが、おかげで少しアニメ観るの楽しくなったかも。
後、絵も割と好きかな?流されて藍蘭島とかも観ているし、ガンガン系の絵は好きっぽいですね。
勢いという点に関しては、異常なハイテンションを面白おかしく演じる声優側の技量って言うのがやっぱり凄く大きいと思う。
ちょっとキャスト考察。
ヒロインの瀬戸燦が桃井はるこさん。モモーイ。
ご存知の方も結構居るでしょうが、いわゆる「秋葉原の女王」と言われている人。
ただ、歌手活動が多く、アニメに出演する場合も、どちらかというと、非地上波の、視聴者層を選ぶ作品である場合が多く、私個人としてはまったく触れる機会が無かった、「名前しか知らない」人の典型でした。
そういう意味では、今回は満を持しての抜擢だったと思うわけですが、なるほどねえ。
舌足らずでほえ〜(表現微妙)とした感じから、以下にも天然系向きという感じ。燦ちゃんなんかぴったりじゃないですか。
しかも、作中では、人魚の武器は「歌声」であるとされ、様々な歌を歌うシーンがあります。中でも「眠りの歌」は、典型的ないわゆる「電波ソング」なのですが、絶妙の一言。挿入歌では、演歌も歌うし、ロック調もこなせる様で、多才な方だなあ、という印象です。
演技に関しても、通常とは異なる、いわゆる「ギャグパート」(漫画やアニメで、キャラクターが急にデフォルメされるような場面)での存在感は素晴らしいです。さすが秋葉系声優。
この役って難しくて、アイドル・素・腹黒という3面性を持っているキャラクターなので、その3つを全て一人で演じ分けなければいけないんですが…見事です。
私の中で野川さくらという人のイメージは、事務所の方針もあって、萌え系に強いアイドル声優というイメージが物凄く強かった。世間のイメージもきっとそうでしょう。先日のあにてれの記事でも書きましたが。
ローゼンメイデンの雛苺という役で、野川さくらさんの演技力に対しては、私の中では評価が一変しました。
それでも、あの雛苺の演技は、ジャンル分けするとやっぱり萌え系よりだったのかなあと思っていて。
でも、この瀬戸の花嫁での演技をみて、「ああ、この人は一介のアイドル声優じゃあないんだ」と心から感心してしまって。これが、まあいわばとどめをさされた瞬間でしたね。元々ギャップに弱いんでw
腹黒に関しては、舞-Hime系の詩帆であったり、Φなる・あぷろーちの主役であったり、結構実績があったんですが、知らなかった(笑)
発狂するような演技もちゃんと旨くやってるし、大したもんですよやっぱり。プロの声優なんだなと。
本人が「自分の顔が出てこないように意識して演技している」と言っていましたけど、ちゃんとできてますよ。
あれだけ顔出ししているし、私なんか直接会ってるけど、やっぱり出てこないです。
銭形巡役が森永理科さん。
森永さんというと、どうしてもボーイッシュ系のイメージと、声を当てたキャラクターが死ぬ(爆)という二つのイメージがある(シムーンのマミーナ、ローゼンメイデンの蒼星石とか)んですが、巡もやっぱりボーイッシュ系。
ですから、演技どうこうというより、固定された設定の元で力を発揮できるタイプかと思ってしまっていたんですが、いやいやとんでもないですね。
巡の秘めている乙女っぽい部分の表現が見事。加えて、他の作品で見たことのなかった暴走系発狂系もいける。へぇ〜凄いな皆。
18話の巡は可愛かったなあ正直。森永さんのキャラ可愛いと思ったの初めてですよ。
巻貝の巻役が桑谷夏子さん。
桑谷夏子さんが、好きな声優3本指に入るって言うのは以前から散々書いていますが(あと一人は斉藤千和さんね)、いやはや流石の存在感。
やーさん喋りは申し分ない。さすがやさぐれ声優(笑)ぶりっ子している巻は、正直翠星石にしか聞こえませんが(爆)
やっぱり、声色ずばっと変えて演じ分けられる人には憧れる私。ハルヒの朝倉涼子みたいなのも行けるしね〜。
と、翠が居るとか、蒼が居るとか書いているところで気づくわけなんですが、実はこの作品、ローゼンメイデンに出ている人が非常に多い。
さらに、余談ですが、ドラマCD版で瀬戸燦役を演じている田中理恵は、ローゼンメイデンでは水銀燈を、同じく委員長を演じている後藤沙緒里は、ローゼンメイデントロイメントでは薔薇水晶を演じているんですよね。いやはや。
偶然でしょうが、気に入った要因の一つかも?
ドールズが3体(ドラマCD入れたら5体)絡んでるってのは凄いなあ。
ルナパパ役の玄田哲章さん。ルナパパの風貌ってまんまターミネーターで、台詞でも「ターミネート!!」とか言っちゃったりしているんですが、玄田さんって、シュワちゃんの吹き替えを、ほぼ専属的に担当している方なんですって。ってことは本物ってこと。すげーww
全然触れなかった主役の満潮永澄役の水島大宙さん。
でも、実は個人的に結構好きな男性声優さんだったりして(笑)
あと、豪三郎役の三宅健太さんって、絶対20代の声じゃないよね(爆)
あんまりに長くなったので、一般感想は割愛か、別の機会にちょこっと書きます。
今回のないようだと、文章にしても厳しいからなあ。やっぱり、アニメならではなので、映像で観てなんぼかなあと。
画像があれば良いんだけど、有料オプションになるしね、多すぎると。